27, 08. 2011 雲のドラマ


前日夕刻、壮大な夕焼けが出て、明けた空は晴れていたので好天になるかと思われたが、昨日は変化の激しい天候となった。切詰めた葉や枝を入れたゴミ袋を2つ集荷場に運ぶ。僅かな作業時間だったのに、少し汗ばんだ。

やがて、作業の手元が暗くて電気を点けなければならぬ程、雲が広がって来た。間もなく地面を叩き付ける様な、猛烈な驟雨。閃光が見えたので、パソコンの電源のソケットを抜いた。雷鳴も加わる。閃光と雷鳴の間が近くなって来たと思ったら、電気が消えた。義妹が配電盤を調べていたが、埒が明かない。どうやら、近所一帯の停電の様だった。滝の様な雨が小一時間続き、やがて小降となった。停電も回復した。

停電で作業が中断したこともあって、区切りの良い所まで進めているうちに、3時を過ぎてしまった。前日モデルの花は、琴似で買求めて来てあったので、茶菓を買求めに出かけた。天候は回復して、陽が射していた。玄関前の植込みのヌスビトハギに、名称の由来の足型の様な種子が出来始めていた。成熟しない内に切り取らなければならない。




東の沢を廻ってスーパーへ行こうと、ナナカマド公園を抜ける。雪で折れそうになったナツハゼが無事に実を数多く付けていた。一部は黒くなり始めている。庭のナツハゼは7月には紅葉していたのに、こちらのお宅のナツハゼの紅葉は遅い。過日ピンクの花を付けていたセイヨウヤブイチゴの花が終り、赤い実が黒く熟していた。




東の沢の西の道を、沢に沿って北へ向う。先日見かけた赤い実を付けた大木の実は、暗紫色になり始めていた。ホウノキの実も黄色味を帯びて来ていた。過日拾って来たホウノキの実は亀裂が入り内部が見えているが、分厚い実に種子の痕跡は見当たらない。





三番通りに出て西へ戻ろうと思ったが、将に重箱の隅を突つく様な削りの作業を続けていたので、広い空が見たくなり、四番通りへ向った。咲き始めは佳い姿だったセイタカアワダチソウも、すっかり開いて重く暑苦しい姿になって来ている。ミドリヒョウモンと思われる蝶が吸飲していた。蝶には全開の花が好ましいに相違ない。農場の東に出ると、広い空が開ける。青空に積乱雲が出ている低層を、黒い雨雲がかなりのスピードでながれていた。刻々と変わる雲の様相を眺めながら四番通りを西へ戻り、農場の西角を南へ曲がって、スーパーへ向った。






買物を済ませて南西へ戻る。イチイの生垣に絡ませてある南瓜に、大きな実が生っていた。白い表皮の南瓜を多く見て来たが、此処のお宅の南瓜は、深い緑色をしていた。夕刻には空が赤く染まった。目紛しい天候の一日だった。



ヌスビトハギ Desmodium oxyphyllum マメ科