01, 01. 2011 初日の出


荒れ模様が予想されていた大晦日も、穏やかな日和だった。只、日本海側南部は雪が酷く、佐賀在住のMIXY友Tさんは、工房から車でお宅に帰られるだろうかと、ブログに記されていた。写真には、かなりの積雪の様子が写っていた。融けるのも早いのだろうが、当地の積雪と大差はなかった。

午後から煮物に取り掛かるので、午前中に煙草やお八つの焼き菓子等を買いに出かけた。前日の雪は湿った雪だったので、夜間に冷えて路面が少し凍り付いている。余り油断は出来ない。冬囲いをされぬガクアジサイが、雪と佳い相性を見せていた。湿った重い雪は梢からは早く落ちてしまったが、樹に貼り付いた雪が凍って、白いオブジェの様になっていた。ヒバの葉からは、面白い形の氷柱が下がっていた。先日土台を造っていた歯科医院は、もう外壁が出来て、窓ガラスも嵌っていた。






買物を済ませて、住宅街を戻る。歩道に伸びた枝がはみ出したイボタが、黒い実を付けていた。無人の家かと思ったが、玄関前に細く雪を掻いた道が出来ている。庭木は何れも伸び放題で、レンギョウは驚く程背丈を伸ばしていた。





過日華やかな紅葉を見せていたツタとハマナスのあるお宅へ立寄った。ツタは葉を落としていたが、ハマナスは未だ実を残していた。雪に埋もれて葉も傷まずに春に花を付けたツバキは、ネットで囲われ雪を冠っていた。傍らのレンギョウは剪定され、冬芽を膨らませていた。





新しい年は穏やかに明けた。良く晴れた空には、細い二日月が見られた。初日の出をと思って待ったが、中々昇って来ない。3階の窓から漸く捉えることが出来た。