25, 10. 2009 晩秋の朝顔
昨日早朝の雨は上がり、午前中は雲が多かったが、時間を経るに従って、良く晴れて来た。風はあったが、日向は暖かかった。庭木の紅葉は盛りを過ぎて、褐色に変じ始めた。程なく落葉が始まることと思われる。
床を磨き、2点の作品を床に水張りして、3時過ぎに買物に出かけた。一昨日はこの時間にはすっかり薄暗くなっていたが、陽射しが眩しい。南東の空に、白い半月が上がっていた。北東にあるホクレン系のスーパーへ向う。近隣の農家の野菜が、生産者の名前付きで並べられているので、野菜は専らこのスーパーで調達する。
東のナナカマド公園に入ろうとして、10日程前と様変わりしているのに驚いた。前回は紅葉が始まったばかりのモミジが、赤く燃えていた。落葉も始まり、地面は落葉で明るくなっている。上写真は、昨日の紅葉。下写真は、10日程前の同一の場所。
公園に面したお宅の庭から、見事なホトトギスが垂れ下がって咲いていた。公園の出口のお宅のアマチャは、真っ赤に色付いていた。
買物を終えて、何時もと異なる道筋を通り、公園へ向う。生垣にアサガオを絡ませているお宅があって、白と青のアサガオが未だ咲いていた。夏の花と思い込んでいたアサガオが、この時期に未だ蕾を沢山付けているのに驚いた。周囲はすっかり紅葉しているのに、この一画だけ取残されている様な雰囲気。
もう手が廻らなくなられたのか、随分荒れたお庭があった。道路にまではみ出す様に生え広がっている植物を良く見ると、オレガノだった。随分以前に、種を蒔いて育てたことがある。家の建替えで消えてしまったが、懐かしく、葉を1枚採って香りを嗅いでみた。懐かしい香りだった。他にもセージやレモンタイムの小灌木が見られ、何れも大きく広がっていた。お元気だった頃は、調理に園芸に、活躍されていらした主婦の姿が想像された。公園のナナカマドは葉を落とし、梢が明るくなっていた。
アサガオ Ipomoca nil ヒルガオ科
アマチャ Hydrangea serrata var. thunbergii ユキノシタ科
オレガノ・ブルガレ Origanum vulgare シソ科
ナナカマド Sorbus commixta バラ科
ホトトギス Tricyrtis hirta ユリ科