29, 09. 2009 コブシの実再訪


昨日は風が強く、肌寒い一日だった。日中も薄暗く制作には不向きなので、次の作品の段取りをして過ごした。日没はかなり早くなり、制作の時間が狭められる。これから年末迄は、忍の一字。落ち込まぬ様に、精神のコントロールが重要となる。

良く晴れて暖かかった一昨日の午後、一仕事終えて買物に出かけた。買物に出かけるのが面倒で、冷蔵庫の整理を兼ねて在り物で済ませていたが、野菜が不足して来た。出かけるついでに、気に懸かっていたコブシの実を見ることにした。家から西に向かい、白樺公園に着く。クリの毬は色付いていたが、実は余り大きくはなさそう。佐賀在住のMIXY友のブログには、数度クリの収穫の様子が載せられていたが、大きく立派なクリの実で、中には実が大きくなって皮が割けて、白い実が覗いているものがあった。ヤマグリの実も載せられていたが、こちらは小さかったので、公園のクリの木は、ヤマグリなのかも知れない。



公園を抜けて、中央の沢を目指す。沢の少し手前のお宅のコブシの実は、前回よりは赤味が増していたが、未だ割けてはいなかった。都合良く道路に張り出した枝の実が大きいが、上方には様々な形の実が見受けられた。実の形状は、一定ではないらしい。




中央の沢に突き当たり、遊歩道を南へ曲がる。角のお宅のヤマボウシも、赤く色付いていた。石塀に絡まったツタが、色付いている。下写真のツタの上に見えるのが、ヤマボウシの木。



遊歩道西側には、沢から立ち上がった大きな樹に、ヤマブドウが絡まっているが、実は見受けられなかった。



バス通りを渡って、遊歩道を南へ進む。帰りの野菜の重さを考えて、疲れぬ様に早めに遊歩道を離れようとしたら、色付いたヤマウルシが目に入った。当地へ越して間もなく、秋の原始林を散策して、ウルシに気触れた記憶が甦り、用心して離れた位置から写真を撮った。落葉の量が増え、秋の深まりを感じる散歩だった。



コブシ   Magnolia praecocissima モクレン
ツタ    Parthenocissus tricuspidata ブドウ科
ヤマウルシ Rhus trichocarpa ウルシ科
ヤマブドウ Vitis coignetiae ブドウ科