10, 07. 2018 壮絶な爪痕


列島南部を襲った豪雨は、壮絶な爪痕を残した。雨が止んでいきなり梅雨明けで、何処も30度を超える気温となっていた。避難をしている方々が、1万人を超えているという。水道や電気が途絶え、物流にも滞りが出来ている。

曇り空で仕事もならず、ごみ袋を持って庭に出る。ハッカクレンの大きな葉を持ち上げると、暗紫色の花弁は既に落ちて、花が咲く前の蕾に似た実が出来ていた。玄関前の植え込みの富士の滝という名のガクアジサイが咲き始めていた。ヤマシャクヤクの実の殻が割れて、赤い実が見えていた。白く清純な花からは、遠い印象の実。屈む作業は無理なので、梅の樹の下の大きく枝を広げたシャクナゲを切り詰めた。




昼食後手仕事を始めたが、午後から雨の予報が出ていたのを思い出して、散歩に出かけた。南を廻ろうと、東町公園へ向かう。公園手前の鉄柵に絡まった、ブドウとサルナシを覗き込む。何れも実を付けていた。公園南側の歩道と車道の間に植え込まれたコスモスが、花を開いていた。






ぽつぽつと雨粒が顔に当り始めた。傘は持って来なかったので、北東へ戻る。栽培花なのだろうが、野草の趣のある花が咲いていた。昔からある紫陽花が花を開き始めていた。子供の頃は、紫陽花といえば此の種のみだった。しらかば公園に続く緑地帯を戻る。小学校のグラウンドの鉄柵前を彩っていたアヤメもカンゾウも花期が終わり、ドクダミが残っていた。





しらかば公園を通り抜ける。細いシラカバが、根元から切られていた。公園東のお宅のインドリンゴに、袋がかけられていた。昨年は成りが良くなかったのだが、今年はどうなるのだろうか。直ぐ近くのお宅に、南の住宅街で見かけた花が咲いていた。




6時前の天気予報では、今日は曇りと雨の筈だったが、先刻から薄日が射して来ている。暗いよりは明るい方が有難い。