前日より幾分寒さは和らいだが、昨日も真冬日となった。寒気が何時まで居座るのか、雪も降り始めた。油絵を描きに見えた方が置いて行った浅田次郎著「おもかげ」という本を読んで過ごす。正午過ぎに雪が降り止んだので、散歩に出かけた。前日悪路で殆ど歩いていなかったので、歩き易い道を考えながら戸外へ出たが、午前中の雪が路面の凹みを充填して、少し歩き易くなっていた。
歩道よりは住宅街の枝道のタイヤの轍を辿る方が歩き易かろうと、住宅街を南へ向かう。前回通った折に土台が出来ていた工事現場では、柱が組み上げられていた。東町公園の南の道を、西へ向かう。南東から北へかけて青空が見えていたが、北西からの大きな雲が陽を飲み込んだ。一番通りの南で始まっていた工事現場も、土台が出来上がっていた。
ヤマザクラよりは芽が小さいが、シダレザクラの芽も膨らんで来ていた。前日程酷くはないが、矢張り凍り付いた凹凸のある道は歩き難い。南北に走る幹線道路に出た所で、北東に引き返すことにした。曲がり角の雪の山から、キヅタが姿を現していた。
住宅街を気儘に折れ曲がりながら、北東へ戻る。これ以上は切り詰められぬという程,厳しく剪定されたハナズオウにも、芽が出ていた。しらかば公園を東へ通り抜ける。高くて見えないが、大きさを増してきたヤドリギには花芽が出ているに相違ない。路面の雪が融けて歩き易くなったら、国道の南のヤドリギを見て来たい。
忌々しいことに夕刻からよく晴れて、今朝も青空が広がっている。今日は全国的に気温が低く、道内の殆どの地点が真冬日の予想気温が出ていた。