10, 01. 2017 飛切りの氷柱


毎朝ブログ更新の為に、パソコンを設置してあるアトリエに下りて来るのだが、此の時期は未だ戸外は暗い。昨日も階下へ下りて来た折には気付かなかったが、更新を終えて窓から母屋を見ると、居間の窓の小屋根から氷の塊が垂れ下がっていた。すっかり夜が明けてから、写真を撮る。小屋根に付いている金具に、雪の塊が絡んで落ちなくなったのが原因だった。この金具は、3階の窓脇から続く脱出用の梯子が居間の窓に達するので、窓の脇の梯子に移る為の補助の金具。こんな梯子は利用する機会があってはならないが、現在ロンドンで暮している甥が学生時分に、夜更けて家に戻りこの梯子を利用したらしい。2度と使用したくないと、話していたのを思い出す。



8時を過ぎて、大きな結晶の牡丹雪が降り始めた。暗くて仕事にならず、書状を2通作成する。昼食後、投函かたがた、散歩に出かけた。気温が高めなので、濡れ雪だった。帽子の鍔から時折水滴が落ちる。投函を済ませて、東へ向かう。秋に赤い実を付けていた花木に、未だ実が残っていた。今年はどの様な花を付けるのかを、確かめたい。良く実を付けていたマルメロの傍のシデコブシの冬芽が、膨らんで来ていた。





東の沢の1本西の道を、北へ向う。何の樹だろうか。殆ど葉が落ちていない庭木があった。半ば雪に埋った額紫陽花が、佳い姿を見せていた。





住宅街を折れ曲がりながら、北西へ戻る。切られずに枝を伸ばしたイボタに、黒い実が数多く付いていた。未だ葉を残しているヤマボウシがあった。良く見ると、すっかり暗紫色になった実も残っていた。殆どのツルウメモドキは実を落としているのに、未だ殻の中に身を修めているツルウメモドキがあった。殻が開く前に、寒さが来てしまったのだろう。背丈が伸びて、4分の1程姿が出ていた椿が、すっぽり雪を冠っていた。これなら葉も痛まずに、4月には花を咲かせることが出来る。






明けて来た空は曇空。雪は止んでいる。今日の最高気温は、-3度の真冬日の予報が出ている。