27, 11. 2016 積雪緩む


昨日は雲が多くすっきりした天候ではなかったが、連日の真冬日からは解放された。教室の最中にアトリエの前の石南花の葉を見ると、昨日まで葉巻の様に細かった葉が、平に開いていた。教室を終えてアトリエの床を磨く。夕食の素材を買求めに出掛けた。

家の前の道路は雪が融けてはいなかったが、足跡の断面が柔らかくなっていた。1軒置いて東の南北の幹線道路は、轍の跡のアスファルトが出ていた。ナナカマド公園を南へ抜ける。アパート群の西側に、巨大な雲が浮いていた。




南の住宅街を、東へ進む。ネコヤナギを少し大きくした様な芽は、シデコブシの冬芽。東の沢手前の公園のホウノキは、しっかりした冬芽を出していた。沢に沿って北へ向い、3番通りへ出る。交通量の多い道路なので、路面の雪は融けていた。西の陽がどんどん高度を下げて来ていた。






東のスーパーの入口付近に、早くもお正月用のお飾りが出ていた。野菜を買求めて外へ出ると、陽はまた一段と低くなっていた。風が凪いでいるので、西のスーパーの裏手へ廻ってみる。頂上付近が白くなった手稲山が見えていた。買物を済ませて外へ出ると、また高度を下げた陽が、赤味を帯びて大きく見えていた。







先週初めに、倶知安にある小川原脩記念美術館から案内が届いた。中には小川原脩先生と、杉山留美子さんの個展のカタログと、学芸員の柴氏の書状が入っていた。1980年の夏に、3人でインド領チベットのラダックを訪れている。2人は鬼籍に入られたが、佳い機会なので展覧会を観たいと思った。只、倶知安へは電車を何度か乗り換えて出掛けた記憶があって、大仕事になりそうだった。当方の困惑を見越した様に、柴氏の書状には、札幌へ屢々出掛けるので、その折にお迎えに伺いますとの内容だった。当方も札幌までなら難なく出掛けられるので、札幌へお出での折にあわせて、札幌へ出向きますとの返書を送った。今日がその日で、新さっぽろで待っていて下さるとのこと。送れぬ様に、出掛けなければならない。