05, 19. 2916 裂風吹荒れる


昨朝の晴間は終日続いたが、猛烈な風が吹荒れた。九州に接近している台風18号の影響ではなく、前日雨を降らせていた大陸からの低気圧がオホーツク海に抜けたことに起因するもの。朝食後一仕事進めて、大きなゴミ袋を持って庭に出る。内庭の南側の咲き終わった植物を切り詰め、一度切り詰めてあった西側のルリタマアザミを、3分の1にまで切り詰めた。異常とも思われる程気温が高かったのでのんびりしていたが、寒さが来ぬうちに庭仕事を終えてしまいたい。

午後もう一仕事進めて、買物がてらの散歩に出掛けた。義妹が週末までの予定で旅行に出掛けたので、使い回しが利く様に食材を買求めて来ることにした。ナナカマド公園を南へ通り抜ける。強風で、七竃の実が落ちて散乱していた。夏に佳い姿を愉しんだ大きな額紫陽花の装飾花は、深い臙脂色になっていた。南の住宅街を東へ進む、ノブドウが未だ実を下げていた。少し南のお宅のオオヤマレンゲの実が,強風で路面に落ちていたので、拾い上げた。昨年も此処で実を拾っている。







サンシュユの実が赤くなり、離れた位置からも実が見える様になって来た。マルメロの実が大きくなり、枝が重そうに下がって来ていた。モデルにも加えようと先週デパートで探したが見付からず、ライムを買求めた。東の沢手前の公園のホウノキは葉が枯れて、凄惨な姿を見せていた。叢に赤い実が落ちていたが、鴉が見事に実を啄み尽くしていた。






沢沿いに北へ向い、東のスーパーで野菜を買求める。スーパー西側の木立のツルウメモドキの実が、黄色味を増して来ていた。西へ向かい、何時もの様にスーパーの裏手の原野に出ようと思ったが、平原を渡って来る風の強さにたじろいで取り止めた。買物で膨らんだ重い袋を下げて戻る。実を落としていてるのは七竃ばかりではなく、大きなイチイも路面に実を落としていた。




今朝は吹荒れていた烈風はぴたりと止んでいるが、空は曇空。パソコンのキーを叩く指先が冷たい。