22, 08. 2016 雨の中の蝶


昨朝何時もより早く目が覚めて、天気予報を見ようとTVのスウィッチを入れたら、リオオリンピックのサッカーのブラジルとドイツによる決勝が中継されていた。日本とは緯度も経度も正逆の地で開催されたオリンピックは、中継時間が日常とはかなり異なり、リアルタイムでの中継は、中々観るのが難しい。開催国のブラジルはサッカー王国で何度もワールドカップで優勝しているが、オリンピックでの優勝はない。政治も経済もガタガタなのに何とか今日の閉会式まで恙なく運営したのだから、優勝すれば良い記念になると、小1時間試合を観ていた。ブラジルが先取点を挙げた所で、アトリエに下りて日記の更新作業をした。

更新を終えて自室に戻ると、試合はすんなりとは進んでいなかった。ドイツも得点して同点となり、延長戦でも埒が明かず、PK戦にもつれ込み、何とかブラジルが勝利した。何よりの良い記念になるかと思われる。予報に反して青空が広がって来たので、朝食後新たな和紙に下地の絵具を施して、洗濯機を仕掛けた。晴間は長くは続かず、11時過ぎには雨が降り始めた。台風11号三陸沖にあって本道に近付いているので、昼食後直ぐに散歩に出掛けた。

シラカバ公園を西に抜ける。背丈の低いハシドイが花を付けていたのを思い出して、見に立寄る。扁平で長い実が出来ていた。西の住宅街のマンサクを見上げる。実ではないかと思われる個体が少し見えていた。見事にヒエンソウが咲いていたお宅では、ヒエンソウは切り詰められ、タマノカンザシが佳い姿を見せていた。






北の沢の遊歩道を、南へ進む。遊歩道脇に咲いたカントウヨメナに蝶が止まっていた。傘が必要な程雨が降っているのに、大丈夫なのだろうか。エルタテハかと思われるが、自信はない。トチノキが実を落としていた。傷がない小降りのものを拾った。






ツルアジサイが絡まる大きな柏の樹には、団栗が数多く見えていた。サルナシの実が大きくなっていた。沢を離れて、住宅街を東へ戻る。ナナカマドの実が、大分色付いて来ていた。綺麗に刈られた芝生の上を、何かが斜めに横切っていた。良く見ると南瓜だった。頬が思わず緩んだ。





台風11号は予報より東の釧路に上陸し、北東へ進んでオホーツク海へ去った。関東地方に台風9号が接近している。列島を北上して、本道に達する予報。暫く好天は望めない。