19, 08. 2016 蝦夷鳥兜


短時間で駆抜けた台風7号は、道東に爪痕を残していた。足寄や北見では河が氾濫し、釧路では瞬間最大風速が43mを超えて、被害が出た。足早に去って青空が広がったが、湿度は高く、次第に雲が多くなって来た。午後から買物に、札幌へ出掛けた。前日エゾトリカブトが咲いているのを見かけたので、買物が駅前で調達出来るのを幸いに、植物園の西を廻って来ることにした。

以前にも記したが、植物園のエゾトリカブトは、園内に入るよりも外からの方が良く見える。300m四方の園の北と西の外れにあって、中へ入ると行き着けない。北5条通りを西へ向かう。前回目にしたオオウバユリに付けられた袋やリボンは、其の侭残されていた。実は随分大きく膨らんで来ていた。鉄柵の上から、殻を開いたツリバナが見えていた。北西の角を曲がって、南へ向かう。角に咲き始めたばかりのエゾトリカブトを見付けた。鉄柵の前に植込みもあって、中が見えない場所もある。漸く植込みの隙間から、咲き始めて間もないエゾトリカブトが見えた。何の花か、白い花序が見えた。9月上旬に通院があるので、帰りがけにもう一度見ることにする。








南2条通りを、東へ戻る。鉄柵に絡んだ蔦に、実が出来ていた。温室の屋根の奥に桐が見える。花の跡に、実が数多く出来ていた。街路樹の葉に虫が付けた穴が驚く程多く、レース模様になっていた。何度も見上げて通ったハクウンボクは、未だ実を下げていた。道庁の南門から、構内へ入る。南の池に、ガマが穂を上げていた。







駅前で,生花と茶菓を買求めて戻った。今朝は曇空。陽が射さぬこともあるが夜明けが随分遅くなって、灯りを点けてのブログ更新となった。