05, 06. 2016 初夏の花咲く


低温で陽の射さぬ日が続く。本州は中部地方まで、梅雨入りが宣言された。長い冬を耐えて、6月は梅雨とは無縁で最も佳い時期なのにと恨めしい気分になる。教室をおえてアトリエの床を磨き、アクセントに入れる強めの色を施した和紙を水張りした。これを仕上げて、先月仕上げた重くなってしまった作品を分割して、再構成する。

夕食の素材を買求めに出掛けた。緑が深くなって来たナナカマド公園を、東へ抜ける。暫く通らなかった北の東の沢を歩く。ハシドイが白い花を開き始めていた。沢や公園に多いので、間もなく甘い香りが漂う筈。





3番通りを越えて、北の住宅街に入る。庭のコウライテンナンショウの倍近い背丈の種が、鎌首を上げていた。色も緑色が強い。花が終った果樹に、小さな実が出来ていた。葉も種子もフウロソウに似ているが、花弁が白地に縞模様の花が咲いていた。ハマギクは驚く程、葉を繁らせていた。






東のスーパーで、野菜を買求める。駐車場西側の木立に絡まったツルウメモドキが、小さなビーズ玉の様な蕾を開き始めていた。最上部の写真も、ツルウメモドキ。芽吹きの遅かった中央分離帯のイヌエンジュが繁って来ていた。今年は白い花を見せてくれるだろうか。西のスーパーで買物を済ませて戻る。空地にヒメジョオンが咲き始めた。庭にも入り込んで来る。マーガレットが過剰に増えたお宅があった。庭に手が廻らなくなったものと思われる。咲く誇っていたツツジも、花を落とし始めていた。






晴れる予報は出ているが、今朝も曇空。火が恋しい程気温が低い。初夏の花々が咲き始めているのに、天候は一向に初夏らしくならない。