03, 04. 2016 天候下り坂


日中は晴れのマークが予報に並んでいた昨日は,強い南風に乗って陽の通り道は雲に遮られた。時折薄雲を通した陽は照るものの,澄んだ青空が広がることはなかった。教室を済ませて,アトリエの床を磨く。途上の作品を床面に水張りして,買物がてらの散歩に出掛けた。

屋根からの落雪と屋根に積った雪が繋がっていた家の東側は,雪が融けて嵩が減り,家屋と雪の隙間も大きくなって来ていた。南風の冷たさにたじろぐ。襟元を合わせ,マフラーを引き上げるが、風が忍び込む。ナナカマド公園を東へ抜ける。ハクモクレンの芽が膨らんで,先端が緩んでいる芽が見える。一足早い春を愉しませてくれていたフクジュソウの花が,終盤を迎えていた。代わりに勢いを増しているのは,クロッカス。此の種は放っておくと,幾らでも増える。





住宅街を北東に向かう。秋に切り詰められずに,お化けの様な姿になったアスパラガスが出ていた。庭に手が廻らぬ様子。他人事とは思われない。近隣では早く開花する桜を見上げる。芽は分離しているが,未だ固い。門柱には早くもシーサーが出されていた。少し北の鉢物の多いお宅の前を通る。冷たい風の中,庭仕事の最中だった。3番通りを越えて,北の住宅街を西へ戻る。左奥に見える頑丈な冬囲いを外されたハマギクに,緑色の鮮やかな芽が吹いていた。







野菜は間に合いそうなので,3番通りを西へ戻る。西のスーパーの裏手は,完全に雪が融けていた。札幌の街並も山並みも、雲がかかって霞んでいた。買物を済ませて戻る。コンクリートの傍のヒマラヤユキノシタは放射熱の所為か、早くも花が開きそうな状態になっていた。何度見上げても中々芽が確認出来なかったフジに、小さく光る芽が見えていた。




昨夜からの雨が,敷石を濡らしている。南風の影響か,今日の最高気温の予報は12度と高い。路面に溜った一冬分の土埃を、雨が洗い流して欲しい。