28, 01. 2016 予期せぬ晴間


予報に反して、昨日午前中は良く晴れた。風もなく穏やかな天候だった。雪に見舞われた南の地方は、断水が続いている。供給されるのが当たり前に暮している水が出ないと、暮しが円滑に行かなくなるのは容易に想像出来る。気象条件が過酷な北の地方とは水道管の設置方法や素材が異なるのだろうか。

午前中は思いがけず仕事を進めることが出来たが、午後に入って西から流れる雲が高くなり、屢々陽の進路を脅かす様になった。午前中仕事を進められただけでも上々と、仕事は諦めて夕食の素材を買求めに出掛けた。東と北には青空が残っていたが、雪を含んだ黒雲が頭上まで迫っていた。やがて、ちらちらと雪が舞い始めた。東の沢伝いに北へ向い、空地を通って3番通りへ出る。空地に枝を突き出したサクランボの冬芽が、随分膨らんで来ていた。北の住宅街に入る。紐の様に見えるシダレヤナギの枝にも、冬芽が見えて来ていた。時折雲間から薄日が漏れるが、雪雲が頭上を超えて広がってしまった。







東のスーパーで野菜を、西のスーパーで魚を買求めて戻る。ナナカマド公園に、北から入った。殆ど実のないナナカマドに、数羽のヒヨドリの姿があった。遊歩道脇のお宅の庭木にも、数羽のヒヨドリ。前日の大集団に取り残されたのだろうか。分散している群が、どの様な手段で結集するのか、何時も不思議に思う。雪雲は夕刻まで空を覆っていた。





明けて来た空は、薄雲の底に青空が透けて見えている。昨夜の積雪は殆どない。今日はまた、真冬日に逆戻りの予報が出ている。