02, 01. 2016 雪の元旦


新しい年は,小雪混じりの曇空で明けた。朝食前に,早々と年賀状が届く。数多くの難民が流入した欧州では,テロの脅威が続いている。難民はどの様に新たな年を迎えたのだろうか。大陸からの引揚げの経験を持つだけに,中東や欧州の動きが気に懸かる。

昼食を済ませた1時過ぎに、初詣に出掛けた。バスで野幌へ向かう。錦山天満宮の初詣の人の列は,例年より遥かに短かった。もう第二鳥居の近くで、レルの最終尾に並ぶ。参拝を済ませ,破魔矢を受けて戻る。参道も裏手の道も,滑り止めが蒔かれていて,歩き易かった。午前中に宛名書きをした年賀状を投函して,西へ戻る。錦山天満宮の通りを挟んだ南西の角の一帯は,団地へ越して来た40年余以前は、大きな煉瓦工場が建っていた。此の地帯には,今も煉瓦建ての住居が多い。煙突の無い小さな住居が、除雪車に囲まれて可哀相だった。






2番通りを西へ戻る。普段も余り人には会わないが,全く人通りがない。漸く高速道路に懸かる橋を渡り団地に戻った頃,南西の空が明るくなって来た。東の沢のクマザサが,大分雪に埋もれていた。夏には全く見えないイワガラミの枯れた花が,数多く見える。もう家が近付く頃,黒い雪雲を通り抜けた陽が見えて来た。





少し夜明けが早くなったろうか。明るくなった戸外は曇空。今週一杯は,曇と雪の予報が出ている。