18, 11. 2015 暗い一日


前夜月が見えていたのに、昨日は終日雲が広がり、時折小雨がぱらついた。未だ10度を超えていたが、少しずつ気温も下がって来ている。仕事もならず、手仕事をして、空の様子を窺った。昼食時空が明るくなって天候の快方を期待したが、ほんの一瞬。雲は厚みを増して来た。

パリで起きた同時多発テロの期間、パリを訪れていたMIXY友のSさんに書状を作成した。シリアの難民が流れ込む欧州は、危険度が高まっている。益々雲が低くなって来たので、歩いて来ようと出掛けた。書状を投函して、北へ向う。シラカバ公園の樹々は、裸木になってしまった。マンサクもすっかり葉を落としていた。色が抜けたヤハズススキが、切り詰められずに残されていた。雪で倒れるのを待つのだろうか。佳い色だったコマユミの殻の色が抜け、反り返っていた。ドウダンツツジも散り始め、外界の色が日増しに消えて行く。






フウセンカズラの蔓が手繰り寄せられていた。数多くの実が残っている。ユキヤナギが佳い色に染まっていた。団地の北外れの公園から、北西を眺める。札幌市街も山並みも、雲の中だった。住宅街を南東へ戻る。メタセコイアが赤茶色に染まっていた。此処の農業関連の施設は春から閉鎖されて、樹の傍には近付けない。暗い空を、鳶が舞っていた。冬芽が目立つ様になったサクランボを見上げる。芽が膨らんで色付く春が、今から待ち遠しい。







今朝も曇空。今日の最高気温は、がくんと下がって6度の予報。季節外れの暖かい日々は終わりを告げた。