16, 10. 2015 柿色付く


大きな量塊の雲が北西から次々に流れて来て、昨日午前中は陽が射す時間が長くはなかった。洗濯機を仕掛けて、庭に出る。一気に切り詰めると寂しくなるので、少しずつ切り詰めていた植物を、根元近くまで切り詰め始めた。近郊の山に雪が来ると、冬支度は急いだ方が良い。僅かずつ陽が射す時間が長くなって来て、家に入って残りの彩色和紙を並べて組合せを考えた。

午後から札幌へ出かける。札幌駅から地下鉄で、北18条へ向かう。18条通りの西の奥には、山頂付近に未だ雪が残る手稲山が見えていた。テンポラリースペースで開催中の佐々木方斎展を見る。1070年代の作品だが、予想よりもかなり多弁で、様々な要素が伺えて面白かった。地下鉄で大通へ向かう。南1条の2店舗で買物を済ませ、秋の食品の催しが終了して静かになった大通公園を歩く。山際は雲が多かったが、晴間が大分広がって来ていた。




ユリノキの実を見上げる。僅かに色付き始めた所で、未だ実は落ちていなかった。北へ向い。植物園の温室前の柿の大木を見上げた。例年になく見付きが良く、実がかなり佳い色になっていた。団地で見かける柿同様、余り実は大きくない。葉も色付き始めていた。




東へ戻り、道庁の南門から構内へ入る。こちらも催しは終っていたが、テントやテーブルなどの片付けの最中で、未だ混雑していた。枯れてしまったのだろうか。南の池に切られた樹が横たえられてあった。北門の方へ抜ける。北門傍の大きなイチョウは、色付いた銀杏が撓わに実っていた。




駅前で少し買物をして4時台後半の電車で戻る。西の空が焼けて、夕映えが美しかった。随分日が短くなってしまった。今朝は全く雲なく、良く晴れている。朝は冷え込んでいるが、日中は20度近くまで気温が上がる予報が出ている。