10, 10. 2015 ヒガンバナ


道東に大きな被害をもたらした台風23号温帯低気圧となって多くの警報は解除されたが、昨日は朝から雨が降り続いた。仕事も庭仕事もならず、灯りを点けて手仕事を続ける。午後に入っても、雨は降り止まなかった。3時少し前に、漸く雨が上がった。散歩を兼ねて、茶菓を買求めに出掛けた。

時折雨粒が顔に当たる。余りのんびりとは歩けなさそうなので、少しだけ回り道ををして、東のスーパーへ向かった。回り道の先は、過日に見付けたオオマルバノホロシ。蔓の先端の紫色の花の一部が、実になり始めていた。真っ赤に熟した実の集積よりも、熟成度に差異のある実が面白い。連日の強風で、小公園の樹々の梢は寂しくなってしまっていた。





東の住宅街を、北へ向う。南向きの住宅の庭に、赤い花を見付けた。今頃難の花だろうと近寄って、ヒガンバナであることが判った。道内でヒガンバナを目にしたのは初めてのこと。20年以上も昔に、東京での秋の個展の中日に、箱根の美術館へ出掛けた事があった。車窓から田の畦に、赤く続くヒガンバナを見たことを思い出した。またぽつぽつと雨が落ちて来て、スーパーへの道を急いだ。




東のスーパーに入り、茶菓を買求める。外へ出ると雨は止んでいて、東の空に虹が架かっていた。西の雲が割れて、僅かに陽が射していた。ナニワズを見に立寄る。蕾の黄色が目立って来ていた。実は小さいが、柿は大豊作。僅か数日で、実の色が黄色くなっていた。





今朝は上空は真っ青。夜分に晴れたので気温は低くく、ストーヴに火を入れた。少々寒くても、晴れて明るい方が佳い。