22, 08. 2015 エゾトリカブト


昨朝の快晴は、長くは続かなかった。朝食後直ぐに制作に取り掛かり、一仕事終えて庭に出る。適度な降雨で良く伸びた雑草を抜き取り、玄関前の植込みのヌスビトハギを切り詰めた。植物を詰め込んだゴミ袋を集荷場所に運ぶ。それ程の力仕事でもないのに、額に薄らと汗が浮いていた。11時を過ぎて雲の量が増え、安定した日射しは望めなくなった。前日で掛けずに、仕事を進めて正解だった。

1時過ぎの電車で、札幌へ向かう。山際の札幌は、雲が厚かった。駅から道庁の北門へ向かう。北門傍の大きなイチョウには、銀杏が鈴生りだった。もう色付き始めていた。南門傍のハリギリを見上げるが、花芽が出ている様子はない。南門を出て、北2条通りを西へ向かった。大通公園はビアガーデン開催で人出が多いので、散歩で見かけたエゾトリカブトで植物園の群生を思い出し、見て来ようという魂胆。ハクウンボクが未だ実を付けていた。キタコブシに実は見当たらなかったが、来年の花芽が大きくなっていた。





石山通りまで進み、北へ戻る。紅葉の赤いプロペラの様な種子が、花の様だった。西向きの陽の当たる位置のエゾトリカブトは、花序は上がっているが花は僅かしか咲いていなかった。北5条通りの角を曲り、東へ戻る。殆ど陽の当たらぬ位置のエゾトリカブトが、花を付けていた。秋に向かって咲く種なので、短日花なのだろうか。







オオウバユリが実を大きく膨らませていた。かなりの数が屹立している。園内に入ると、此の地点までは歩いて来られない。キツリフネも咲いていた。柵越しに見える植物園の辺境は、中々佳い。駅前で、生花と茶菓を買求めて戻った。





今朝は薄曇り。雲間から僅かに陽が射している。南方海上に2つ並んだ台風の動きも気に懸かるが、化学物質を大爆発させた天津地方から流れて来る雲が恐ろしい。