29, 07. 2015 見慣れぬ実
曇の予報が出ていた昨日も、8時を過ぎると雲が切れて陽が射して来た。酷く得をした気分になって、仕事に取りかかる。一仕事終えて、前日詰め込んでおいたゴミ袋を集荷場所に運び、気に懸かっていたサラサドウダンの切り詰め作業を始めた。強い日射しではないが湿度が高く、長く重い剪定鋏と奮闘していると、額から汗が落ちて来た。庭に移し替えてから40数年経つ樹は、切り詰めてもじわじわと大きくなる。
大分薄雲が広がり始めたが、昼食後もう一仕事済ませて散歩に出掛けた。朝は凪いでいた風が出て来ていたが、微温湯の中を歩く気分。大輪の百合が花を開き、強い香りで暑さを助長する、ナナカマド公園に入り、遊歩道傍のインドハマユウを見に立寄った、大きな蕾を上げていた。此の蕾は更に分離して背丈を伸ばす。
葉の大きな樹に、丸い実が生っていた。テウチグルミに似ているが、実の付き方が異なる。台座の様な受けがあり、その上に数個の実が付いている。最上部の写真も、此の樹の実。ビーズ玉の様に小さかったツルマサキの実が、少し大きくなって来ていた。春に白い花を見せていた木には数多くの実が下がり、赤から暗紫色へと色が変わって来ている。樹の実も成熟の時期に入って来た。
白いルリギクが咲いていた。先刻見かけた樹の実が気になって、北の住宅街のテウチグルミを見に立寄る。やはり、実の付き方が異なっていた。シロヤマブキの実も、色付いて来ている。ハハコグサが花を付けていた。暑さはこれからが本番だろうに、秋の気配が感じられ始めていた。
今朝は曇空。日照がないのに、31度の予報が出ている。もう少し待っても日が射さぬなら、庭仕事でもすることにしようか。