16, 06. 2015 チシマアザミ


昨朝の雲は次第に薄れ,11時過ぎには薄日が射して来た。6月に入って気温が低い日が続き,薄物のウールのセーターをまた取り出して着用していたので,此の種の衣服を纏めて洗濯する。異常な早さで進行していた季節が、半月程の低温で平年と変わらぬ状態になって来ている。

1時過ぎに陽が射して来たので,急遽加えることにしたパーツを仕上げた。2時半過ぎに,散歩に出掛けた。湿度が高くて,幾分蒸し暑い。カルミラが金平糖の様な花を開き始めていた。住宅街を南東に進み,鉄道林前の道に出る。サワグルミの実が膨らんで来ていた。沢の底から伸びた小振のサワグルミの実が,眼下に見える。何時も見上げるものを,上から見下ろすのは面白い。サワシデに,長い実が下がっていた。






前回通った折に咲き始めていたミヤマトウキが,もう花弁を落としていた。中央の花序から開花し,外輪の花序が続いて開花するのが判る。花が落ちた花序も,中々佳い。人間の背丈を超えるチシマアザミが花を開き始めていた。最上部の写真が,チシマアザミ。





東へ向かい,かっての住宅街の外れを北へ戻る。東に新たに出来た住宅地には家だ建ち並び、もう居住している住民も見受けられる。以前なら商店街から距離があるので敬遠されただろうが,車社会となってどの様な場所でも人が住める様になっている。サルナシを見に立寄った。昨年にも増して,多くの蕾が上がっていた。もう実と葉の区別がつかなくなったハルニレを見上げて,かっては沢だった公園を通る。1番通りを渡って,東の沢を覗き込む。オオバボダイジュの蕾が膨らんで来ている。ツルアジサイがあった筈と,薄暗い沢を覗き込む。もう装飾花が開いていた。





沢を離れて,住宅街を北西に戻る。住宅街の中の畑では,春に糸の様な芽を出していた植物が,20cm程の背丈に伸びていた。これが何なのかは、想像も付かない。夕刻過ぎまで晴れていたが,今朝は曇空。何時もの当地の初夏とは、様子が異なるのが気に懸かる。