04, 04. 2015 春の嵐


前夜からの雨と強い風が続き、昨日は大荒れとなった。日射しが望めず、手仕事の続きを進める。正午のニュースでは、満開の桜が散って、川面に浮かぶ花びらが映し出されていた。2時を過ぎて、雨が止んだ。風は相変わらず強かったが、少し空が明るくなって来ていた。此の間に歩いて来ようと、散歩に出掛けた。

強い南風が吹いていた。黒い雨雲が開き始め、僅かに薄日が射していた。南東を歩こうと、東へ向かう。アセビが開き始め、鈴型の花が白くなっていた。雪に埋もれていた庭のアセビは、未だ蕾が硬く色が強い。ナナカマド公園を南へ向かう。ナナカマドの芽が伸びて、先端が開き始めていた。春には相応しくない茶色の葉だが、ナナカマドの葉が最も早く開く。ヒヨドリが芽を啄んでいた。





もう少し南を歩く積りでいたが、強い風に負けて、東へ向かう。雪捨て場となっていた住宅街の中の畑も、雪が減って一部地面が現れていた。農作業を楽しまれる方々は、今や遅しと待ち構えておいでのことと思われる。白い花を付ける大きなフジの木の実が、低い位置は赤味を帯び、高い位置の実は灰色になっていた。雪の中で、変色したものと思われる。





久々に前を通った窪地の雪も、大分融けていた。今日の為に新漬けを漬けようと、スーパーへ向かう。裏手の雪は消えて、クサフジが少し伸びていた。野菜を買い求めて戻る。空地のタラノキの芽が、赤味を帯びて来ていた。ユキヤナギの芽も大きくなり、ネットを外された椿が損傷なく姿を現していた。







未だ風は強いが、今朝は雲なく良く晴れている。融雪期に雨が重なって、河川の増水が心配されている。明日からまた雨で、3日後には雪の予報が出ている。