25, 03. 2015 寒の戻り


昨日は気温が下がり風も強く、午前中は全く陽が射さなかった。制作もならず、先日解いた革のパンツから、Nさんのバッグを裁ち出す。鞣し方が似ているローアンバーの革の端切れがあったので、胴の中央部と雨蓋に配した。落ち着いた雰囲気のバッグになりそう。昼食時、戸外が明るくなって来た。強い風が雲を払ったのか、青空が広がって来た。直ぐに制作に取り掛かる。

一仕事終えた2時半過ぎに、散歩に出掛けた。もう毛皮付きの半コートは片付けてしまったので、カーディガンを重ね着して出て正解だった。今春最初に見付けた蕗の薹は、蕾を付けていた。もう少し南のお宅の土台脇には、花が開き花序が伸び始めた蕗の薹があった。




ナナカマド公園を南へ抜ける。実が落ちたナナカマドに、キレンジャクの姿があった。未だ近辺に滞在している様子。1羽逸れた個体も合流出来たことだろうと、安堵する。南へ向かい、鉄道林前の道に出る。雪が消えた路肩から、窪地を見下ろす。水芭蕉の苞は、未だ開いていなかった。赤く見えるのは、ザゼンソウだろうか。西の雲が高くなり、陽を遮った。





餌台のあるお宅には、相変わらず小鳥の姿があった。首元の赤い鳥は、何だろうか。ウソに似ているけれど、一羽のみ。此の個体も、逸れ鳥なのだろうか。強い北風を避けて、住宅街を折れ曲がりながら北西へ戻る。蕾を上げていたエリカが、ぽつぽつと開き始めていた。上空の低温を示す様に、陽を遮った雲の端は、虹色に光っていた。





今朝も風は強いが、良く晴れている。明日からは、気温が上がるとの予報が出ている。道北は雪が酷かった様子だが、春の兆しは雪を冠らずに済んだ。