11, 03. 2015 斑模様の道


暴風雪や高波、雪崩など様々な警報が出ていた昨日は、風は治まっていたが朝から雨が降り続いた。薄暗くて制作が進められぬので、手仕事の続きをする。手がけていたバッグを仕上げ、残っていた僅かな革で、小銭入れも作った。雨は11時過ぎには、大きな牡丹雪に変わった。窓ガラスに当ると、直ぐに融けてずり落ちて行く。本州南部でも降雪があったと、正午のニュースで報じられていた。



小銭入れを縫い上げた2時前に、散歩に出掛けた。気温が上がったのか、雪は雨に変わっていた。道路に僅かに降り積った雪が、斑模様になっていた。雪の層に雨が降って出来たものらしい。道路脇の雪が融けた水溜りにも、雪の玉が浮いていた。





今日も雪の予報が出ていたので、雪に埋もれる前にマンサクを見ようと、西へ向かう。先日よりも花が多く開いていた。細い管の花弁の先には、雫が光っていた。




此の天候では山並みも見えないだろうと、北の住宅街を東へ戻る。実のなくなったナナカマドに,ヒヨドリの姿があった。小公園の白樺にも、ヒヨドリが見られた。飛翔力の強い鳥なので、雨でも飛回っているらしい。道端の石塀にも、雪の斑模様が出来ていた。家が近くなる頃、雨はまた雪に変わった。




東日本大震災から今日で4年の歳月が過ぎる。復興は遅々として進まず、福島原発事故の汚染で住民が帰還を諦め、町の存続が危ぶまれている所もあって、心が痛む。