12, 02. 2015 氷の川


僅かに気温は上がったものの、昨日も真冬日だった。南風が吹いて、陽の軌道に次々と雲がかかる。雲が切れる合間をぬって、漸く4点目の小品を仕上げたのは2時少し前だった。買物がてらの散歩に出掛ける。家の前は前日排雪作業が済んで路面の凹凸が削られていたが、歩道も枝道も氷の川が出来ていた。散歩どころではない。最短距離を東のスーパーへ向かう。路肩の雪に足跡が付いていた。氷面を歩くのを嫌って、付けられた足跡だった。歩き難かったが、足跡を伝って歩く。少なくとも滑って転ぶ危険は免れた。ツルマサキに、黄色味を帯びた冬芽が出ていた。





東のスーパーで野菜を買い求めて、3番通りを西へ戻る。高かった路肩の雪が排雪されて、車が目に入って歩き難い。歩道にも傾斜があって、車道に滑りそうになる。路肩の雪があった方が、歩き易い。西のスーパーに入る前に、原野を見渡す。北西は雲が多く、山並みは雲の中だった。重い買物袋を下げて戻る。昨年大きな枝が折れた柿の木に、冬芽が出ていた。街路樹のシナノキの冬芽が、随分大きく膨らんで来ていた。





今朝は良く晴れて、南の空に半分に欠けた月が見えている。今日は真冬日脱出の予報が出ている。氷が緩んで、少しは歩き易くなるかも知れない。