21, 01. 2015 大荒れの大寒


大寒の昨日は、8時前から猛烈な吹雪となった。強い風に乗って降る雪ばかりでなく、降り積った雪も舞い上がり、戸外は真っ白となる。小学校は3学期が始まるというのに、登校が思いやられる。航空機や列車の運休、高速道路の交通止めが報じられていた。パリの新聞社襲撃に端を発した表現の自由を主張する動きは、イスラム教徒の反発を生じ、大きな畝リを生じている。

少し雪の降りが弱まった2時過ぎに、散歩に出掛けた。方々で、雪掻きをする人々の姿が見られた。住宅街の中の畑は、押し上げられた雪が高さを増していた。南の住宅街の垣根に絡まったサルナシの冬芽が膨らんでいた。道路脇に出来た雪の壁に、下の蔓が捉えられていた。





南の小公園のナナカマドに、鳥の姿が見られた。カメラを向けていると、突然雪が降り止んで、青空が見えて来た。雪は低層を流れる雪雲の仕業だったらしい。西の黒雲の合間から陽が射し始め、黒雲は南へ流れて行った。先刻までの吹雪が嘘の様に青空が広がって来たが、西には次の雪雲が控え、やがて陽は雲に捉えられた。






夕刻のニュースで、衝撃的な映像が流れた。オレンジ色の着衣を着て跪く2人の日本人の間に、黒尽くめ兵士が立って、ナイフを振りかざしている。中東を訪問中の安倍首相が難民等の救済に200億ドルの資金援助を表明したのに呼応するかの様に、同額の金額を2人の命と引き換えに要求していた。この様な暴挙が喧伝されると、欧州のイスラム教徒は益々立場が悪くなる。