09, 11. 2014 嵐が去って
朝方見えていた浮雲が去り、昨日は良く晴れ渡った。気温が上がり、ストーヴの火力を極限まで低くする。教室を終えて、アトリエの床を磨く。2時半過ぎに、買物がてらの散歩に出かけた。西の空に浮雲が見えていたが、前日の様な不気味な雲ではない。葉が落ちた桜に、しっかりした冬芽が見えていた。
今年は耕作されず野草が生い茂っていた農地の草が刈られていた。南を廻り、塀に絡まったサルナシを見に立寄ったが、既に収穫済みだった。住宅街を北へ向う。良く実を付けていたオオヤマレンゲを見に立寄る。南隣のお宅に、柿が実を付けていた。何度も前を通っていたが、柿の樹には気付かなかった。扁平な実ではなく、少し先端が尖った実だった。北隣のオオヤマレンゲは殻がすっかり開き、赤い実は落ちてしまっていた。此処で拾った実をストーヴの上に飾ってあるが、殻が完全に裏返って赤い実がぎっしり付いている。西向かいのノブドウは葉を落とし、実だけが蔓に残っていた。
真っ赤な実を見せていたエゾノコリンゴの実が、朽ち始めていた。何処のお宅も収穫しないところをみると、食用には向かない種なのかも知れない。裸木になった中央分離帯の樹々を見ながら、3番通りを西へ戻る。スーパーに入る前に山並みを見ようと、裏手へ廻る。山は霞んで、早春の様な風情だった。
今朝も良く晴れている。強かった風が治まって、庭木の枝が全く揺れていない。道南で港を埋めた膨大な量の鰯が、一夜で姿を消したと報じられていた。温暖化が進み、奇怪な現象が起きている。