01, 09. 2014 賑わう街中


澄んだ青い空の秋晴れが続く。インクの調達が必要なので、早めに洗濯を済ませて札幌へ出かけた。電車はかなり混み合っていた。開店時間に少し間があるので、西へ向い道庁の北門へ向う。何時もは余り人通りが多くない道に人が溢れ、警備の方々の姿が見えた。北海道マラソンの開催中だった。選手は北門から西門へ駆け抜けて行く。帰路は南門から北門へ抜けるのか、道路が規制されていた。北の池傍の銀杏の大木を見上げる。ギンナンが鈴生りだった。池には、鴨に混じって鴎が泳いでいた。童謡等にも謳われて可愛らしい鳥を想像しがちだが、鴎の目付きは鋭い。





南門を出て、前庭の外郭に沿って歩く。ハクウンボクの実が大きくなり、葉裏と同じ色を見せていた。此の実は冬まで残る事がある。正門前の東に出来た赤煉瓦テラスを横目で見て北へ向う。前庭の北端から西を見ると、未だ走っている参加者の姿が見えていた。



駅前の大型電気店でインクを調達して戻る。表面が刷り上がっていた用紙に、裏面を刷り始める。アトリエの中央を占拠していたメビウスの輪の解体を始めた。制作した立体を大平洋に流すと自己完結出来るのだが、漁船の邪魔になり不法投棄となってしまう。先日友人のお参りに出かけた折にその事を話したら、妹のNさんが欠片を流せばと、佳いアイデアを下さった。5つの立体の欠片を残して、時間が取れたら大平洋に流しに行こうと思っている。