08, 08. 2014 雨の庭
動きの遅い台風11号から伸びた雲の影響で、昨日は時折雨が降って、陽の射さぬ薄暗い一日となった。来廊者は少なく、長く続いた制作の日々を思い返す。閉廊時間近くに少し立込んで、時間を少し過ぎて画廊を出た。天候が悪い所為もあるが、日の入りが早まって来て、街には街灯が灯っていた。雨の中何処かへ寄る気も起きず、真直ぐに帰宅した。
強い雨ではないが、今朝も降り続いている。そろそろレンゲショウマが開いているのではと、庭に出てみた。遅れて咲き出した白い桔梗が、雨の重みで大分倒れていた。レンゲショウマは未だ開いていなかった。西側の教会付近のハナトラノオが咲き始めていた。春に余分な芽を取らなかったので、やたらと数が多い。会期が終わったら、どっさり切り取って生けることにする。
常なら庭を廻りながら花の跡を摘んで取る石楠花が、大きな実を生らせていた。大小20本もあるので、後始末が大変。ヌスビトハギが盛りになっていた。名称由来の鈎手になった実を付ける前に、切り取る必要がある。先日食材の買い物のついでに、40kg入りの大きなゴミ袋を買って来てある。会期が終わったら、繁茂した植物の大掃討作戦に取り掛からなければならない。
少し空が明るくなって来た。我が身に引き換えても雨の外出は気が重いので、後3日を残す会期は、雨が降って欲しくはない。