16, 05. 2014 竹工芸展へ


昨朝の晴間は長くは続かず、次第に薄雲が広がって来た。洗濯機を仕掛けて、モデリングの作業に入る。一仕事終えて、庭の片付けを始めた。内庭を明るく見せていたクロフネツツジが、早くも散り始めた。5cm程の径がある合弁花が散ると、散華の様に見える。父が鉢植にしていたクロフネツツジを地植えにしたものが1m弱になり、ぽつぽつと花を開き始めた。サンカヨウの花も散り、小さな実を付けていた。やがて茄子紺の実となる。バイカイカリソウも花を開き始めた。庭の彼方此方に増やしたクジャクシダが芽を出して来た。涼感があって佳い種なので副えに使用したいが、水揚げの方法が判らない。






午後から昨春岡山から上川の比布町に越され、地元の根曲がり竹で籠の制作を始められたK氏の展覧会を見に札幌へ出かけた。札幌駅で学園都市線に電車を乗り換え、八軒駅で下車する。ファラワーライフという表示が出ている生花店があったが、中は暗い。植物に水を撒いている青年に尋ねたら、幹線道路に面した生花店まで案内して下さった。ビルの1階の間口が広い生花店だった。奥の4分の1程のスペースが展示場になっていた。K氏が会場におられる搬入の日を選んで来たが、既に展示は済んでいた。コンクリート打ちっ放しの壁に黒い鉄製のドアというハードな空間に、竹の籠が良く映えていた。伝統的な和風の器物は、すっきりした現代的な空間にマッチする。手前味噌になるが、寝室で和風の小箪笥を2つ使用している。一つは欅の拭き漆、もう一つは渋い朱赤の漆塗りの小箪笥で、何れも鉄製の黒い金具が施されてある。存在感があって、気に入っている。竹を燻して作られた籠はシンプルで力強い造形で、添えられた野草とも佳く合っていた。生花店の花揃えも佳かった。





会期と会場は下記の通り。近くを通られる方には、ご一覧をお薦めする。

近藤 幸男 竹工芸展 ー竹の籠そして山野草ー 5月16日(金)〜5月30日(土)
           
フラワーライフ
札幌市西区八軒6条東2丁目8−2 八軒六条館1F(下手稲通沿い)


会場を辞して電車を札幌駅で降り、買物をして戻った。次第に雲が厚みを増して来ていたが、夜半から降った雨で、今朝は敷石が濡れている。今日は雨の予報。乾燥し切っているので、植物には恵みの雨。