10, 04. 2014 ナニワズ


空の青が弱まり,時折大きな量塊の雲が陽を遮ったが,昨日も陽光の下で彩色作業を進めることが出来た。今日,明日と天候が崩れる予報が出ているので,陽を惜しんで作業を続ける。3時前に,買物がてらの散歩に出かけた。強い南風が冷たい。風を避けて南北の幅を狭めて,東へ向う。

無花果のあるお宅の前に,切り詰められた枝が纏められてあった。実は付くものの完熟しない無花果が切られてしまったかと案じたが,無花果は無事だった。今芽を出しているのは、クロッカス、水仙、チューリップ等の球根植物。先日見付けた福寿草は,完全に開き切っていた。三番通りを西へ戻る。門の下の植込みにも,花を開いたばかりの福寿草が咲いていた。





スーパーへ入る前に,裏手の原野を見渡す。西の山並みは霞んで高く見え,雨が近いことが察せられた。人が足を踏み入れぬ平原の雪が融けて,地面が見え始めていた。




野菜で重くなった買物袋を下げて戻る。陽当たりの良いお宅の庭のイチイの根元に,ナニワズが花を付けていた。キョウチクトウ科の植物で、葉は冬を越し,夏に落葉する。雪が解けると直ぐに青い葉を見せ,花を付ける植物は嬉しい。中央の沢のナニワズも咲いているかも知れない。時間を作って見て来ることにしよう。西向きのお宅のフジの芽が,赤く膨らんで来ていた。



昨夜来の雨が,静かに降っている。今日、明日は陽光が望めそうにないので、仕上げの塗料を塗布する作業をすることにしようか。