30, 12. 2013 雪嵩増して


予報に反して,昨日午前中は良く晴れた。洗濯機を仕掛けて,賀状の刷りに入る。刷り上がったものから,宛名を書き始めた。もう20年以上使用している住所録は旅立たれた方も増え,転居された方々もあって,かなり複雑極まる。出会いや交流が偲ばれる住所録なので,新たなものに取替える気にはなれない。

正午を過ぎて,西からの雲が空を覆った。2時前に刷りを終えたところで,散歩に出かけた。雲がすっかり厚くなっていた。人気のない東町公園の脇を通り,南の緑地帯に入る。随分雪が運び込まれた広場では,子供が雪山で遊んでいた。緑地帯を東へ抜け,住宅街を東へ戻る。ずっと見上げて来た柿の実は,凍って干し柿の様になっていた。少し東の干し柿が吊るされていたベランダを見上げる。干し柿は,姿を消していた。無事に胃の腑へ治まったらしい。




住宅街を折れ曲がりながら,北東へ戻る。屋根からずり出した雪に,氷柱が数多く下がっていた。住宅と車庫の雪が合体しているお宅もあった。排雪作業を請け負う小型のトラックが,走り回っている。一番通りの路肩の雪が高くなり,車道の車が見えなくなっていた。商店が多いので,店の前を広く空ける為と思われる。車が目に入らず歩き易いが,道を渡る折には雪の壁から身を乗り出して,確認作業が必要となった。





ナナカマド公園近くの常緑樹が雪をすっぽり冠り,未だ実を付けていた。広葉の常緑樹は,当地では珍しい。此の樹も,名称が判らない。ちらちら降り始めていた雪が止んで,青空が覗いて来た。午前中の空の青には比べるべくも無い弱い青ながら,夕刻まで青空が広がっていた。



朝方は雪が止んでいたが,先刻から雪が降り始めた。明日は晴間がある予報が出ているが,年明けはずらりと雪達磨が並んでいる。雪嵩は,一層増えることだろう。