18, 12. 2013 無駄足


時折大きな量塊の雲が流れて来たが,昨日も良く晴れた。サンプル用の紙片にモデリングをする傍ら,成形が終った立体のエッジの始末をする。不要な突起は水分を加えると、パレットナイフである程度削ぎ取ることが出来る。サンプルの紙片の亀裂は,中々治まらない。立体は真っ白に仕上がっているが、その侭着彩した場合と,リキテックスのファンデーションを施してからの着彩の発色の差異を確認しなければならない。せめて1cmくらいの厚みにして、強度も確認したい。

午後一仕事終えた2時前に,バスで新さっぽろへ向った。モデルにしていた白い蘭が、未だ蕾も付いているのに萎れて来た。前日病院の帰りがけに駅前の生花店を廻ったが,同じ様な花が見付からなかった。新さっぽろ周辺に,数軒の生花店がある。手前のホームセンターにも花が置いてあるのを思い出し,手前でバスを降りた。国道沿いに西へ向う。野幌にあるホームセンターよりもかなり規模の大きな店舗が、全く別の施設に様変わりしていた。夏までは在ったのに、狐に摘まれた気分。直ぐ傍の安物を売る店舗で,来年の個展用の冷えた紅茶と日本茶の為の容器を買い求め,南西に向った。



病院前の小公園で,夫人達が立ち話をしていた。公園の奥を見ると,子供達が雪まみれで遊んでいた。西の雲が広がって,陽を遮り始めた。野津幌川の水量は多かった。河畔の柳が芽吹く春が待ち遠しい。新さっぽろの商店街の生花店を廻ったが,蘭は見当たらなかった。喫茶店で一休みして,バスで戻る。最寄りのバス停に着いた頃には日は暮れて,南西の高い空には金星が,南東の低い空には丸い月が光っていた。





夕食事,ホームセンターが無くなっていたと話したら,義妹が更に西の国道の北側に移転したと教えてくれた。明後日,札幌へ出かける前に立寄ってみることにしよう。