16, 11. 2013 聳える裸木


昨日朝方の雨は正午過ぎまで降り続いたが、風もなく気温も低くはならなかった。ストーヴの火を入れっ放しにする様になって、塗布した陶土入りの礬水の状態が良くなって来た。しっかり固まり、固い層が出来上がって来ているのが、手の感触で判る。膠の比率を高くすると、樹脂塗料の強度に頼らなくても良くなるのかも知れない。

2度目の塗布を終えた2時過ぎに、買い物がてらの散歩に出かけた。モデルに使用していた紫陽花とコシキブが雪で凍り、冬囲いの作業員がご丁寧に切り詰めて縄を掛けて下さったので、代用品の植物を買い求める必要が出来た。先ず近所の従姉の家に寄り、前日買い求めた皮用の用具を渡す。布の縫いと最も異なるのは、アイロンが利かぬこと。アイロンで押さえる代わりに両面テープを使用することと、皮を裁断したら、寸法より控えた接着綿を裏に貼ること。縫物の経験が豊富なので、直ぐに理解してくれた。茶系の2色の皮を渡したので、どの様に利用するかが愉しみ。前日余り距離を歩いていなかったので、南東を大回りすることにした。ナナカマド公園を南へ抜ける。遊歩道には、ナナカマドの実が随分落ちていた。ニシキギが雪に備えて縛られていた。




鉄道林前の道に出る。樹々の葉が落ちて、国道を走る車や、酪農学園大学の建物まで見えていた。過日見付けたサルナシは葉が殆ど落ちて、冬芽が出ていた。来年は間近で、花の様子を見ることが出来る。北へ向い、ハルニレのある公園に入った。ハルニレは葉がすっかり落ちて、裸木となっていた。日時計のある公園を横切る。ハマナスの実が凍ったのか、黒くなっていた。東の沢の西の道を北へ向う。沢に隣接する公園のホウノキも葉を落としていた。樹の周囲には、黒く変色した実が散らばっている。今年は何時もより、実の数が多い。







2軒の生花店を廻り、代用になりそうな植物を買い求める。西の空が明るくなって、手稲山が見えていた。少し回り道をして、ツリバナを見に立寄った。実は既に落ちて、裸木になっていた。エゾノコリンゴが、未だ実を下げていた。




昨夜は月が明るかったが、明けて来た今朝は雲が多い。今日明日と好天の予報が出ているので、切られてしまった紫陽花を片付けなければならない。