20, 05. 2013 サンカヨウ


昨朝は10時からの葬儀に合わせて,早めに家を出た。風が弱く暖かかったので,今期初めてコートなしで出かけた。少人数での葬儀は佳い送り方と思われたが,手際良く式を進行させる係員の存在が,少々気に懸かった。仮葬場へ向うバスを見送り,斎場を出た。空の青は弱かったが、柔らかい日射しが暖かい。北へ向い,大通公園へ出た。日曜日とあって、家族連れの人々が日射しを楽しんでいた。子供用の自転車も見られたので,近くにお住まいの方々と思われた。




石山通を北へ向い,植物園の西に出る。恐ろしく背の高いキタコブシが,満開状態だった。大分ヴォリュームの出て来た梢を見ながら北へ向う。何の樹なのだろうか。細く長い雄花が微風に揺れていた。





背丈を伸ばし始めたセリ科と思われる下草の下からニリンソウやエジヒメアマナが覗いていた。北西の角を曲がり,東へ向う。植物園の樹々と通りを挟んだI邸の樹々が,以前は電車が通っていた道の空を狭めていた。街路樹のイチョウは,漸く芽を吹いたばかりだった。





乗物の連携が悪く,家へ着いたのは1時少し前だった。猫達にお八つを与えて,外へ出してやる。天気が良いのに屋内に閉じ込められていたので,3匹とも威勢良く外へ飛び出して行った。何時もは午前中の仕事の洗濯や掃除に取り掛かる。一段落して庭に出た。植え込んだ遠来の植物は、水が上がって大丈夫そうだった。チシマイワブキが花を開き始めた。茶色かった葉は緑色に変わっている。目立たぬ花だが、副えにするには便利な花。オオバナノエンレイソウが開いていた。1本は猫にでも踏まれたのか、背丈が伸びずいじけた姿だった。そろそろ,中央の沢の土手を見て来なければならない。サンカヨウも開き,佳い姿を見せていた。




昨夜来の雨が敷石を濡らしている。午後からは晴れの予報も出ているので,遅れている庭仕事を進めなければならない。


サンカヨウ   Diphylleia grayi メギ科
チシマイワブキ Saxifraga nelsoniana var. reniformis ユキノシタ