14, 05. 2013 芽吹く樹々


薄暗く,風の強い日が続く。冬囲いを外したのみで,春の庭仕事が少しも進んでいない。地面に張り付いた落葉や切り残しの茎が気に懸かっているが,東側の僅かな部分しか片付いていない。風邪が少し治りかけて来ているので,無理はしないことにする。先週発注してあった有田の磁器粘土10kgが届けられた。立体の表面積が大きくなって,粘土の消費が早くなって来た。

正午前からぱらついていた雨が小止みになった2時前に、代金を送りに出かける。気に懸かる庭を一巡する。サンカヨウが膨らみ始めた蕾の花序を上げ,ユキザサにも花序が出始めていた。これ程遅くまで庭が綺麗にならぬ春はなかったが,悪条件が重なっては仕方がない。




郵便局で送金を済ませ,少し南西を廻って来ることにした。前日子供達で賑わっていた人影のない東町公園を通り抜け,西へ向う。庭のニリンソウが盛りとなっているので,水没した中央の沢のニリンソウを見て来ることにした。シデコブシが見頃になっていた。青空が背景なら、もっと美しかろうに。沢の階段を下りる。泥まみれの枯葉を突き抜けて,ニリンソウが葉を広げていた。蕾が見えている株もある。これで,ニリンソウの群落は助かったことを確認した。




沢の東の遊歩道を北へ戻る。肉眼では緑色を感じていた落葉松が,写真でも緑色が見える様になって来た。赤味を帯びていた白樺の梢には若葉が出て、雄花はすっかり長くなって来ていた。




北の沢の遊歩道に入る。早春から眺めていたヒュウガミズキは,満開状態だった。巨木のウンリュウヤナギも芽生えで緑色に見える。札幌では桜の開花宣言が出たそうだが,当地の桜が開くのは何時のことになるやら。家が近付く頃,また雨が降り始めた。




昨夕から夜半にかけての雨は上がり,今朝は曇空。風が治まっているのが嬉しい。ゴミを出すついでに、少し落葉や切り残しの茎を集めることにしよう。