02, 05. 2013 見知らぬ花木


もう一週間程、日の射さぬ雨がちの日が続いている。昨日も時折雨が降って、薄暗く寒い一日だった。スパイラルの最下段との格闘が続く。弧が大きくなって支え切れないのか、小さなひび割れが入るのを修正するのに手間取っている。礬水の濃度や、溶かし込む粘土の割合を様々に変えているのだが、中々良い結果が得られない。手指でひび割れに陶土入りの礬水を擦り込むので、右手の人差し指は指紋が消えて、すべすべになって来た。

修正に手間取っている内に、2時半を大分過ぎていた。夕食の素材を買い求めに出かける。歩き出す前に、庭を一巡する。K・Kさんの工房の裏庭から頂いて来たエゾエンゴサクに、花が付いていた。夏前には地上部分が姿を消すので、もっと増え広がるのを期待している。西側の背丈の高いクリスマスローズが咲き出した。雪解けが遅かった主力の東側は、背丈が伸びていない。クロユリに蕾が見えていた。





前日程ではないが、風が冷たく気温も低い。時折雨粒が顔に当たる。時間も押していたので、東を小さく廻ってスーパーへ寄ることにした。ナナカマド公園近くのお宅で、暗紫色のクリスマスローズが咲いていた。数年前、此の種の鉢植を買い求めて植え込んだが、翌年発芽しなかった。三番通り手前の窪地を見下ろす。投げ込まれた雪以外は全て融けて、地面が現れていた。ずっと見上げて来た桜の開花は、未だ先のことになりそう。中段までの階段の雪が融けていたので、下りてみた。見慣れぬ花を付けている大木が下段から伸びていた。シウリザクラがあるのは記憶していたが、花の形状も色も異なる。家に戻ってから図鑑を調べたが、該当するものが見付からない。チョウジザクラという種が似ているが、分布は岩手県以南で当て嵌まらない。また気になる植物が増えた。






昨夜星が見えていたが、今朝は雲が多めながら青空が広がっている。本当に久々の青空。立体の作業の合間に、気に懸かっている冬囲いの除去を終えてしまいたい。