16, 02. 2013 祭の跡


空の青は弱かったが、昨日は晴れ間が続いた。国際社会の非難を他所に、北鮮が新たな長距離ミサイル発射台の建設に取り掛かっているとのニュースが報じられていた。狂気とも思われる暴走には、呆れて言葉もない。筒の両端に礬水を施し、今週の作業を終えた。

午後から、買物に札幌へ出かけた。南西には黒雲が広がっていたが、札幌の空は晴れていた。先週見付けられなかった三馬ゴムの営業所を探し当てる。普通のオフィスビルの中に、事務所の様な佇まいの営業所を見付けた。何の装飾も無い一室の壁に、棚が並べられ、多くの種類のゴム靴が並んでいた。一見同じ様に見えるゴム靴だが、底の造りが異なっていた。油絵を描きに見えた方が履いてらした靴を見付けた。同じ底で、柄物と無地の2種類があった。1色の無地のものが欲しかったが、底の造りが甘く、靴の重量が重かった。思い靴は、歩くと草臥れる。柄物は着衣とは合わないので、ツートンカラーの無地のものを買い求めた。これで、雪が緩み始める時期の散歩に対応出来る。



大通公園では、雪祭りの後片付けが未だ続いていた。氷塊は既に撤去され、巨大な雪の山を重機が崩していた。ジャンプ台から現れた櫓も見えていた。観光客が増えたと報じられていたが、準備と後始末に多大な労力と時間が費やされることになる。祭の後の取り壊し作業は、虚しく寂しい。




北へ向い、道庁の構内を通り抜ける。北側の池の周囲に積まれた雪の山は、3mを越えていた。排雪せずに春まで此の状態が続くのだろうか。ポプラの梢が色付いて来ていた。北門を出ると、ビルの谷間の歩道の先に、僅かに西の山並みが見えていた。塀に沿って東へ戻り、駅前で生花と茶菓を買い求め、4時半過ぎの電車で戻った。最寄りの駅に着いたのは5時少し前。日は落ちていたが、未だ空は明るかった。随分日が長くなって来ている。




空けて来た空は曇空。先刻から雪が降り始めた。折角道幅が広くなったのに、もう雪は不要なのだが。