06, 02. 2013 吹雪のち晴


前夜からの吹雪は、昨日午前中まで続いた。降る雪の量もさることながら、降り積った雪を風が舞い上げる地吹雪が酷かった。吹雪の中を、ヒヨドリが飛来していた。サンプルの立体に、陶土を施す。片面のみのもの、両面に施すものを分けて、陶土の厚みを少しずつ厚くして行く。どの位の厚みまで、和紙の強度が持つのかを調べるのが目的。ガラス窓や家の壁には雪が張り付き、灯りを点けなければならなかった。



正午前に雪は降り止み、青空が広がった。屋根や庭木に積った雪が、風で舞い上げられていた。正午のニュースで雪祭りの情景が流れていたが、地吹雪は見られなかったので、風は当地の方が強かったとみえる。2時過ぎに散歩に出かける。15cm程釣り積った雪が路面の凹凸を埋めて、歩き易くなっていた。空は良く晴れているが、時折地吹雪が起きて、視界が白く霞む。住宅街を西に進み、北の沢の遊歩道に入る頃、風は幾分治まっていた。ネコヤナギが、少し膨らみ始めていた。沢に押し出された雪の上を辿って、池を覗き込む。雪が積った池の面には、対岸の樹々の影が青く延びていた。





遊歩道を北へ進む。新雪に樹々が落とす影が美しい。三番通りを渡り、風が強いので通りの歩道を東へ戻る。先日見かけた空地から迫り出した雪が、更に伸びていた。




歩道と車道を隔てていた雪の壁が削り取られて、車の往来が目に入って落ち着かない。風は強かったが、北の住宅街を戻ることにした。レンギョウの冬芽が黄色くなって来ていた。住宅街の外れから原野を見渡す。西の山並みは霞んでいた。時折、未だ地吹雪が起きていた。シラカバ公園に北から入る。日射しが充分あると、樹々の梢の色が異なって見えて愉しい。





今朝は7時過ぎに小雪が散らついていたが、現在は良く晴れている。関東地方も降雪の様で、大学入試の人重なり、懸念されていた。混乱なく入試を終えて欲しい。