05, 02. 2013 久々の降雪


立春の昨日は、前日の強い風と寒気が幾分和らいだが、殆ど日射しがなく、夕刻前から雪が散らつく薄暗い一日となった。外界の食物が不足しているのか、鳥達が入れ替わりに飛来する。ツグミと同等の大きさの椋鳥は、鶇よりは気の強い鳥であるのが判る。ヒヨドリが威嚇しても逃げもせず、黄色の嘴でしっかり林檎を啄んでいた。前日試みた小口の処理で、二通りの処理が使用出来そうな結果を得た。陶土を塗り重ね、膠を施す作業を続けた。



作業が一段落した2時過ぎに、散歩に出かけた。寒気が僅かに緩んだとは言え、真冬日では路面の状況は変化がない。住宅街の中の枝道を苦労して200m程西へ進み、漸くシラカバ公園の遊歩道に入った。公園に続く緑地帯を南へ進む。東町公園の雪面に、鮮やかな色が動いていた。公園の西の道から中を覗く。小学生のスキー授業だった。小山から滑り降りて、広い公園を歩き、また小山に戻ることを繰り返していた。





一番通りを越えて、南の緑地帯に入る。緑地帯のほぼ中央にある広場の雪が増えていた。重機が押し上げた山の手前に、ダンプで運ばれた雪の塊が累々と続いていた。小雪が舞い始めて来た。鉄道林前の道を東へ戻る。道の北側のみに付けられている歩道は、幅が広く歩き易い。秋に見かけた梨の実が、凍って真黒になっていた。塀から迫り出した雪の下には、蔦が現れていた。





家の東の幹線道路を、北へ戻る。前日見上げた大きな栗の樹の下のレンギョウの生垣に、茶色に変色した毬が幾つも残っていた。今年も数多くの実を付けるのだろうか。




降り始めた雪には、風も加わり、昨夜来の吹雪が続いている。窓ガラスに雪が張り付き、戸外は地吹雪も加わって、白く霞んでいる。今日から始まる雪祭りの道外からの観客には、貴重な体験となるのかも知れない。