27, 01. 2013 屋根の雪


大陸からの強い寒気の南下で、昨日は日本海側の各地に、大雪や防風の警報が出されていた。朝のニュースでは吹雪いて白く霞む稚内の映像が流れ、道内の長距離列車の運休が報じられていた。幸いにも当地は風もなく薄暗かったが、午後に僅かに雪が散らつく程度で済んだ。

教室を済ませ、アトリエの床を磨く。2時少し前に、夕食の素材を買い求めに出かけた。前日の暖気で緩んだ雪が夜分の寒気で凍り付き、その上にうっすらと雪が冠っているので、足元には注意が必要だった。ナナカマド公園を東に通り抜ける。屋根からの落雪が、庭木に支えられているお宅があった。南側なので窓もあるだろうにと、気に懸かる。支えている庭木は、林檎と梨の樹の筈だった。2階の高い屋根の雪が迫り出しているお宅があった。道路側に傾斜している屋根には、注意が肝要になる。屋根からの雪が道路脇の雪につかえているお宅もある。雪が暖気で少しずつ下降したのか、布の様にドレープが寄っていた。先日通った折には、落雪に混じって氷柱が逆立ちしていたお宅には、新たな氷柱が分厚く出来ていた。







冬芽で梢が煙って見える筈の東の沢は、黒く沈んでいた。住宅街を北西に向う。晴れると赤く輝く窪地のカラマツも、黒く不機嫌な表情を見せていた。買物を済ませて戻る頃、雲間から漏れる陽光で、傾いた日の位置が知れた。雀の一団が、賑々しく電線や庭木に舞い降りて来ていた。



明けて来た空は曇空。風はない。早々とヒヨドリが飛来して、林檎を啄んでいる。