22, 01. 2013 野鳥の攻防


大寒から少し暖かい日が続いている。暖かいとは云え、気温は0度すれすれ。昨日午前中は、何度か大きな結晶の牡丹雪が舞った。ツグミが皮を綺麗に残して食べた林檎を、追い払ったヒヨドリが啄み,やがて皮も食べ始めた。ヒヨドリは食べ方も荒い。少し残った林檎を雪面に落とし、ヒヨドリは飛び去った。義妹が新たな林檎を刺し,落ちた林檎も枝に刺していた。何処へ避難していたのか、間もなくツグミが飛来して,林檎を啄み始めた。柔よく豪を制すか。




午前中に施した膠が乾かぬので,先に歩いて来ようと散歩に出かけた。降雪量は僅かで,滑らず歩き易い。歩道脇の塀の雪が迫り出して,面白い形を見せていた。東町公園の南を西へ向おうとしたら,雪煙が上がっていた。道幅が狭くなり始めた一番通りの雪の壁を削り,雪を公園に吹き飛ばしている最中だった。南側の歩道に渡り,西へ向う。





南の緑地帯に入る。黒味を帯びていたキタコブシの冬芽が,白くなり始めていた。高い梢に赤く見えるのは,実の殻だろうか。鉄道林前の道を,西へ向う。数日の暖気で,此処でも歩道脇の塀の雪が迫り出していた。





中央の沢の東の遊歩道に入る。先日排雪された東の住宅街から押し出された雪は、また元の木阿弥。大きな雪の山が出来上がっていた。遊歩道に隣接するお宅の玄関前で、犬が吠える。威嚇する感じではなく、存在を報せる吠え方。振り返って手を振ると、直ぐに吠えるのを止める。退屈なのだろうか。可愛らしい飼い犬。




二番通りを越えて、北の沢の遊歩道に入る。東の住宅街から押し出された雪で、沢の中腹から伸びている柏の根元まで近付けた。太い幹にはツルアジサイの蔓が絡み付いている。赤味を帯びた、大きな冬芽が出ていた。最上部の写真も、ツルアジサイ。少し北のウンリュウヤナギの梢が、冬芽で煙っていた。




散歩から戻ると、ツグミがまた林檎を啄んでいた。今朝はヒヨドリが飛来している。鳥の攻防は、暫く続きそうな気配。