16, 12. 2012 薄暗い週末


高曇りながら、昨日は日の射さぬ薄暗い一日となった。教室を終えて,床を磨く。少人数の中のお一人が,布製の小型のバッグを,全員にプレゼントされ,私までご相伴に与った。手の良く利く方で,団地に越して間もなく,機械編みでジャガード織のフード付きのコートを編んで頂いた事がある。随分長く着用したが,型崩れもなく佳いコートだった。小型のバッグは余り使用する機会はないが、近所の買物には良いかも知れない。思いがけぬ一足早いクリスマスプレゼント。



2時過ぎに買物がてらの散歩に出かける。帰りは荷物が重くなりそうなので,東を小さく廻ろうと、ナナカマド公園を東へ抜ける。公園の白樺に,雄花の冬芽が出ていた。やがて雄花は垂れ下がる。白樺林が遠方から赤味を帯びて見えていたのは,この冬芽に相違ない。雪で倒れた小菊が,塀から頭を出していた。秋仕舞いの手が廻らなかったのだろうか。



東の沢の西の道を北へ向う。日の当らぬ沢は重く沈み,不機嫌な色を見せていた。ヒヨドリの一団が、沢を忙しなく飛回っていた。





沢を離れて,住宅街を北西に向う。三番通り手前の窪地も,栗の葉が僅かに残るのみで,暗く沈んでいた。西の空に僅かに陽が見えた。雲が開けるのかと思われたが,買物を済ませて戸外へ出ると,空は灰色に沈んでいた。



今朝は昨夜来の雪が降り続いている。10cm位は積ったろうか。気温が高めなので,雪の華が盛大に咲いた。午後に投票の後で,公園の雪の華を見て来ようか。