11, 12. 2012 硝子拭き


大陸から南下した寒気に列島はすっぽり覆われ,日本海側の鳥取県島根県迄,雪に見舞われている。当地は真冬日を脱したが,各地の早い初氷や初雪のニュースが報じられていた。曇空ながら雲は高く,薄日が射していた。前日水張りした和紙に色を置いて,寝室の掃除に取り掛かかり、窓ガラスや家具の硝子を吹く来始めた。手間を省いて残っていた濡れナプキンを使用する。夏の終わりに洗剤入りの雑巾で拭き,水拭きをした硝子が,結構汚れている。TVや照明器具も綺麗になった。

午後に入り,もう一度作品に色を施し,アトリエのガラス窓を抜く為の濡れナプキンを買い求めに出かけた。窓が大きい上に,二重窓なので大量のナプキンが必要だった。東の空は晴れていた。南東を廻ってスーパーへ行こうと,ナナカマド公園を南へ抜ける。秋に剪定を受けたナナカマドには、鴉の巣が残っていなかった。ここ数年,春の終わり迄,遊歩道を通る人間を鴉が威嚇していた。新たに巣を掛けなければ,来春は気分良く歩くことが出来る。東の沢に隣接する公園の楓の枝が赤味を帯び,冬芽が見えていた。




沢の西の道を北へ向う。二番通りを渡り,住宅と沢の間の細い道を抜けようとして,通れないことに気付いた。春にはキタキツネに出会った道。西の住宅街を抜けようかとも考えたが,陽が射して来たので,東を回り道することにした。歩道から沢を見下ろす。倒木が目立ったが、流れは広がっていなかった。




高速道路に架かる橋を渡り,住宅街の道を北へ向う。橋を越えると,地名は野幌に変わっている。見覚えのある煉瓦の塀が見えて来た。此処のお宅は,住宅も煉瓦造り。三番通りを西へ戻る。青空の領域が広がって来ていた。




スーパーで濡れナプキンを買い求める。様々な種類があって,「結露防止クリーナー」なる代物を見付けた。アトリエのガラス窓は古いので,結露する。試みにこれも買い求めた。三番通りを西へ戻る。もう一軒のスーパーの駐車場の雪が高い山になっていた。山の北に良く晴れた空が見える。駐車場の外れから原野を見渡す。頭上は晴れていたが,西の山並みには重い雲が載っていた。




今朝は雲が広がっているが,雲は高い。気温も余り下がってはいない。結露防止のナプキンを試してみることにしようか。