15, 10. 2012 エゾリス


昨朝の冷え込みは厳しかったが、旭岳や利尻岳に冠雪があったと報じられていた。例年よりはかなり遅いとのことだった。洗濯機を仕掛け、サイズの大きな立体を作成する為に、アトリエの床を磨く。三六の和紙を水張りした。早めの昼食を済ませ、迎えに来たタクシーで、弟夫婦が出かけて行った。

和紙の縁止めには未だ早いので、先に散歩に出かける。気温は余り低くはないが、風が強い。帰りがけに浅漬けの買い求めて来ようと、北西へ向った。6月に花を付けていたカルミアに、小さな丸い実が付いていた。アメリシャクナゲの別名を持つが、実の形状は全く異なる。雲の流れが速い。上空は冷えているのか、彩雲が見られた。




北の沢の遊歩道に入る。ヤマグリの毬が数多く落ちていた。何かが動いた。眼を凝らすと、エゾリスが樹の陰からこちらを伺っている。薄暗い場所でフラッシュが作動して眼が白く写っているが、黒いつぶらな眼。生き物を見付けた折は、動かぬ方が良い。じっとしていると安心したのか、樹の陰から出て来て、栗の毬を物色し始めた。暫く動かずに様子を見ていた。






遊歩道を北へ向う。ヤマブドウの葉が真っ赤に色付いていた。コウライテンナンショウの実が、何時もより大きい気がする。遊歩道を抜け、北の住宅街に入る。此処でも、冬囲いを済ませたお宅を見付けた。そろそろ申込の書類を送った方が良いかも知れない。





ずっと見て来たキウイは、実を収穫されていなかった。黄ばんだ葉も見えるのに、収穫しないのだろうか。小公園の北端から北西を見渡す。上空は良く晴れているが、西の山並みは霞んでいた。三番通りに戻ろうとして、メドウセージを見付けた。未だ花を付けている。来春、園芸店でも覗いて入手しようかと思っている。




昨夜降雨があって敷石は濡れているが、今朝も良く晴れている。仕事の合間に、咲き終わったホトトギスを切詰めることにしよう。