02, 09. 2012 白いムクゲ


9月初日の昨日も、分厚い雨雲はやがて切れ、午後には良く晴れ渡った。モデルに白いシュウメイギクを加える積りでいたが、形状が丸く面白味に欠けるので、タマノカンザシを切り取って加えた。強いベクトルを持った花で、モデルの動きが大きくなった。可能な限り窓を開けても風が入らない。換気扇をかけて、空気の流れを作る。

教室を終えて、臭いの強いゴミ袋を庭に出しに出る。ついでに西の境界付近の茗荷の根元を調べた。程良い大きさの茗荷が頭を出していた。茗荷の澄まし汁に合いそうな献立を考えて、夕食の素材を買い求めに出かけた。日陰が多い道を選んで、南東に向う。日向と日陰では、体感温度はかなり異なる。少し風も出て来て、気持ち良く歩けた。マルメロが大きさを増していた。花後に切詰められたホザキナナカマドに、新たな花序が出ていた。東の沢に隣接する公園のホウノキの実が、色を増していた。鴉の上前を撥ねて、実を一つ拾おうと思っている。





沢に沿って北へ向い、二番通りを越える。沢の縁に、子供用の自転車が2台放置されていた。虫取りかと思い、沢の底を覗く。2人の少年が棒を手にして地面を探っていた。どうやらクワガタを探しているらしい。未だ戦果はない様子だった。沢を離れて住宅街を北西に進む。南西の角に植えられた白萩が、フェンスから大きく突き出していた。白萩は、日陰の方が良く似合う。少し西には日陰となる東側に植えられた白いムクゲ。此の時期色の派手な栽培花が多いので、ほっとする。







そろそろサラシナショウマが花序を出しているのではと、三番通り近くの窪地に立寄る。まだ花序は出て居らず、階段を上って振り返ると、ヒョウモンチョウが葉に卵を産みつけていた。野菜で膨らんだ袋を下げて戻る。空の雲はもくもく立上がり、夏雲の様だった。



ムクゲ Hibiscus syriacus アオイ科