11, 07. 2012 エゾルリトラノオ
朝方は厚い雲に覆われていたが、昨日は時間の経過と共に、青空が広がった。前日よりは気温も上がり、夏らしい一日となった。纏めてあった剪定した枝を、ゴミ袋に詰め込む。長い枝は切り刻んで詰めるので、結構時間を取られた。ついでに雨で伸びて来た雑草を引き抜いて詰め込む。見かけると引き抜いていた筈のドクダミが彼方此方で花を付けていたので、此れ等も引き抜いた。ドクダミは丹精で美しい花ながら、根茎を伸ばして無闇に増えるので、引き抜かないと庭を席巻されてしまう。ゴミ袋を2つ集荷場所に運んで作業を終えた。
エゾルリトラノオが咲いていた。高山系の植物で、余り背丈は高くならない。もう1種ルリトラノオを植えてあるが、こちらは背丈が50cm程になる。花期はもう少し先のことになる。
礬水の濃度を調整しても上手くいかないので、創りたい形状をスケッチブックに描いて時間を過ごす。実作の折の為に、メモも書込む。展開の方法が類型化して来たので、散歩に出かけた。南を廻って、最後にドラッグストアで、切れたハンドクリームを買い求めて来ることにした。住宅街を適当に折れながら、南東に向う。春に白い花を付けていた梨の木の前に出た。小さな実を数多く付けていた。此処のお宅は、庭の全てに野菜とカジュを植えている。ウイキョウに花序開き始めていた。花序が出る前の形状も面白い。ウイキョウの奥には、大きなクロミノウグイスカグラがあって、深い青い実を付けていた。
華やかに咲いていた藤が、細い〓豆の様な莢を下げている。やがて莢は肥大して、ソラマメ程の大きさになる。東の沢を背にしたお宅の小さなツリバナの木が、見事に花序を下げていた。大分膨らんで来ている。沢とあかしあ公園の境に聳えるオニグルミの実も随分大きくなって来ていた。
沢を離れて、住宅街を北西へ向う。ヤマハギが花を付けていた。マルスグリが実を付けている。子供の頃はグスベリと呼び慣わしていた丸く大きな実で、遠い昔口に含んだ折の酸味の強い味を思い出した。三番通りに面した公園の窪地を覗き込む。オオウバユリの花序がにょきにょき見えていた。
三番通りを西へ戻り、ドラッグストアに立寄る。広い駐車場の北に、シナガワハギが見えていた。シロバナシナガワハギも咲いている。クサフジの姿もあった。以前このドラッグストアとスーパーが建ち並ぶ一体は、広大な空地で、野草が咲き乱れていたことを思い出した。
買物を済ませて、西へ戻る。片道2車線の歩道から、中央分離帯のオオバボダイジュの蕾が膨らんでいるのが見えた。車の流れが切れた間に、中央分離帯に渡る。僅かに花を開き始めていた。小さな托葉と花序を見せてから、一月余りが経っている。明日から雨の予報が出ているので、週末か週明けには、見頃の状態になりそうだった。
エゾルリトラノオ Pseudolysimachion ssp. miyabei var. miyabei ゴマノハグサ科
ヤマハギ Lespedeza bicolor マメ科