07, 07. 2012 赤い虫と白い虫


僅かな雨だったが、庭は生気を取り戻した。水道水より雨の方が植物には好ましい。昨日、前日提出された国会事故審議書の内容が報道されていた。以前から指摘されていた津波地震への対応を怠り、管理する筈の原子力安全保安院を絡め取り制圧力を奪ったことによる人災であるとの、小気味良い結論だった。行政との癒着にまで言及していた審議書は初めてのこと。

切り取った枝や雑草をゴミ袋に詰め込んで、集荷場所に3袋運んだ。雨でまた雑草は伸びが早まる。レンゲショウマの花芽が伸びて来ていた。ホウチャクソウには、可愛らしい実が下がっていた。




午後から札幌に出かけた。人混みを避けて、道庁の前庭を通り抜ける。桜の葉に、先日遊歩道で見かけた赤い虫が付いていた。八重桜には付いていない。ズミの実が、僅かに色付き始めていた。南門を出て西へ向う。街路樹のシウリザクラの葉裏には、おびただしい数の白い幼虫が付いていた。葉の表面が、透けていた。綿帽子を被せる虫といい、今年は虫の被害が多い。西の街路樹のキタコブシはの花芯が、逞しくなっていた。






植物園の温室前の柿の樹を見上げる。黄色い花が点々と見えていた。南へ向い、大通公園を目指す。街路樹のハクウンボクに実が出来ていた。以前、札幌の西南にもハクウンボクが街路樹として植えられていたのを見たことを思い出した。





大通公園を東へ向って歩く。園芸市の設備が撤去され、夏祭りの準備の最中だった。トチノキの実が大きく膨らんでいた。ユリノキの根元には、落ちた花弁が散乱していた。見上げると、未だ花が付いていた。花が散った跡には、すんなりした花芯が出ていた。






北へ向い、時計台の庭に立寄る。もう花期終盤のエゾクガイソウの根元に、オカトラノオが咲いていた。観光客は西側入口で写真を撮るのに大わらわだが、北海道の野草の庭園を廻る人は誰もいない。近くのサルスベリを見に立寄る。葉が繁り、赤い新芽も出ていたが、花序は未だ出ていなかった。駅へ向い、生花と茶菓を買い求めて戻った。今月は、モデルにスモークツリーを使用することにした。



今朝も良く晴れている。強かった風が、ぴたりと止んでいる。午後からサラサドウダンの剪定をすることにしようか。