06, 07. 2012 チシマフウロ


準備を進めていた大飯原発が、昨日送電を開始した。全くの見切り発車で、施設も災害時の住民の安全も、確保されていない。地元での反対の集会の他に、首相官邸前や国会議事堂前に、20万ともいわれる抗議の人々が集ったのは心強い。目的は兎も角、企業や自治体の太陽光発電への参入が加速している。日本上空の放射線量は、40日毎に数値が上がると聴いている。地球を一回りして来る間隔なのだそう。“希有の“温室”を汚染してしまった影響は、全世界に及ぶ。

午前中、今日のゴミの集荷に合わせて、繁った樹の剪定をする。植物の伸びが凄まじい。ヒヨドリバナの花序が白くなって来た。額紫陽花の七変化と藤の滝が、見頃になって来た。日射しがある折に写真を撮ったら、花弁の色が白く飛んでしまったチシマフウロを撮り直す。直ぐに花弁が落ちてしまうが、次々と開花するので、暫くは楽しむことが出来る。大物で手のかかるサラサドウダンの剪定に取り掛かろうとしたら、大粒の雨が落ちて来たので、後日に廻して家に入った。もう少し降ってくれることを期待したが、雨は正午過ぎには上がってしまった。







2時過ぎに散歩に出かけた。前日買物は済ませてあるので、北西から南を廻って来ることにした。ネムノキの葉が大分広がって来ていたが、花序は見られなかった。住宅街の中の空地には、マツヨイグサに混じって、ビロウドモウズイカが蕾を付けていた。南に面した庭前の紫陽花が色付き始めていた。北の沢近くのお宅では、門柱の直ぐ後に、見事なズッキーニが見られた。葱や胡瓜の姿もある。門の傍に野菜があるのは、少々違和感があるが、最近こうしたお宅が増えて来ている。」






北の沢の遊歩道を南へ進む。カンパネラを庭の周囲に植えておいでのお宅で、姿の佳い花を見付けた。園芸種と思われるが、媚びがなく美しい。帰りがけ東の方でも似た種を見付けた。名称は判らない。




二番通りを越えて、中央の沢の遊歩道に入る。池の表面は藻に覆われ、水面が少なくなっていた。今年はもの量が異常に多い。落葉松に絡み付いたイワガラミの花序が白くなっていた。開花までには間がありそうだった。フジバカマだろうか。庭のヒヨドリグサに似た花序を上げていた。





遊歩道を離れて、住宅街を北東に戻る。春にアカバトチノキが植え込まれていたお宅の前に出た。未だ実が残っていた。オカトラノオが塀から覗いているお宅があった。涼しげで佳い表情の花。南からシラカバ公園を通り抜ける。直ぐ東のお宅では、剪定作業が行われていた。ナナカマドの樹に登っておいでだったのは、近くの林檎の樹のあるお宅のご主人だった。会釈をして通り過ぎる。インドリンゴと奥の四十九号には、袋が被せられてあった。夕刻、もう一雨あった。今日は水撒きをしなくて済む。





チシマフウロ Geranium erianthum フウロソウ科