10, 06. 2012 ホウノキの花


曇の予報が出ていた昨日は,午後に入って陽が射したが,気温が少し下がり,強い南風が吹き荒れた。教室を終えて,絵具の臭気の強いゴミ袋を庭に出す。自然発芽したシロバナコマクサが咲いていた。親株は,漸く蕾を上げて来たばかり。子株の方が威勢が良い。オキナグサは未だ花を付けているが、早く咲いたものは背丈が伸び,綿毛を持った果実が出来始めている。名称通り白鬚となったら、花からの推移を登場させたい。シラネアオイも、プロペラの様な実を付けている。実はやがて肥大し,薄い鱗片の様な種子をぎっしり内包する。





掃除を済ませて仕事の段取りを付け,夕食の素材を買求めに出かける。風は強いが、流石に冷たくはないので、四番通りを廻ってスパーへ寄ることにした。住宅街を北東に向う。生垣のハマナスが咲いていた。塀と道路の間で,ヤグルマソウの花が白くなっていた。春にエゾエンゴサクが咲いていたお宅。空地の叢に、イネ科の雑草の中からヒレハリソウが咲き出ていた。





東の沢に沿って北へ向う。ホウノキの花が風に翻弄されていた。今年は花の付きが良い。沢の下から立上がっている巨木で,花の跡の実は斜面を転げ落ちてしまう。三番通りを越えて,高速道路の西の道に入る。農場の東の側溝で、マンテマが蕾を上げていた。庭のマンテマよりも進行が早い。前日札幌で遠目にハリエンジュの花を見かけたが,此処のハリエンジュは葉を広げたばかり。未だ花芽は出ていなかった。





四番通りを西へ戻る。葛が三枚組みの葉を広げていた。新たに出た蔓が、防風のパネルに絡まった昨年の蔓に絡み付いていた。玉葱畑は僅かに緑色の量が増えて来ていた。西の空は雲が広がり,山並みが高く見えて,,雨が近いことを伺わせていた。





ハマナス   Rosa rugosa バラ科
ヒレハリソウ Symphytum officinale ムラサキ科
ホウノキ   Magnolia pypoleuca モクレン